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アンリ・デュパルク  Henri Duparc (1848−1933) フランス
恍惚  詩:ジャン・ラオール(アンリ・カザリス) Extase  Jean Lahor(Henri Cazalis) (1840-1909)

白いユリ その上に私の心は眠る
やさしい眠りの中に まるで死のような
恍惚たる死 香り高き死
我が愛する君の吐息の
君の白い胸 その上に私の心は眠る
やさしい眠りの中に まるで死のような

Sur un lys pâle mon coeur dort
D'un sommeil doux comme la mort
Mort exquise, mort parfumée
Du souffle de la bien aimée ...
Sur ton sein pâle mon coeur dort
D'un sommeil doux comme la mort..

 歌曲集「幻影」の第4曲。
 激しく、エロティックに踊り続ける踊り子。官能的な踊りは五感に働きかけてきます。絶えず繰り返される付点のリズムが、精神を心地よく酔わせてくれます。激しく動いているのにどこか静まり返っているような、不思議な印象が残ります。まさに幻影の踊り子です。
「しなやかに、激しく踊り続ける。手足をのばし、官能は解き放たれる。」

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