言葉から歌へ

1.歌詞を朗読してみる。
 基本的にすべて有声音で発語する。(口語では無声音となる場合でも)
2.はっきりとした声でゆっくりと朗読する。
3.気持ちを整え、大切に、意味を味わいながら朗読する。
4.呼吸を深め、感情の振幅を大きく感じて朗読する。(大げさな感じ)
5.楽譜に書かれているリズムと、旋律の高低に寄り添って朗読する。
 その抑揚に潜む感情をよく味わう。
6.ピアノで旋律を奏でてみる。
 この時、朗読した言葉をピアノの音に重ねて感じる。
7.歌ってみる。

 言葉は、その奥に潜む感情によって、抑揚、リズム、緩急が違ってきます。つまり旋律は、感情の動きそのものなのです。


日本語

 日本語の最小単位は「ひらがな」である。音声学的にはさらに子音と母音に分けることもできるが、歌の表現としての生きた言葉を扱うときには、ひらがな以上には細分化出来ない。 
 「美しい日本語」、「正しい日本語」という言い方が有るが、これは表現を考える上では適切な言い方ではないと思う。強いて言えば、10人の人それぞれに正しい日本語と美しい日本語があると言うべきである。
 いわゆるアナウンサーが話す日本語をさして、上記の表現が使われることがよく有るが、それは明瞭な日本語と言うべきものである。表現においてもっとも重要なことは、その言葉が深い実感を持って発せられているかということである。言葉を発する人の精神が、美に感動し、その実感を心から伝えたいと願って言葉を発した時、それは美しい日本語として響くだろう。



 

inserted by FC2 system